近年、激甚化する自然災害への対策や、インフラ施設の計画から維持管理まで、地形の成り立ちから地質を解明する「地形判読」の重要性が改めて見直されています。空中写真や微地形表現図から、地すべり、崩壊、断層といった地質リスクを的確に抽出する技術は、応用地質調査における「第一歩」であり、かつ「極めれば一生の武器」となるスキルです。
本講習会では、実務に携わる若手技術者や、改めて判読技術を高めたい中堅技術者を対象に、応用地形判読の基礎理論から、実際の判読演習までを体系的に習得できるプログラムをご用意いたしました。特に、日常業務で経験することの少ない「平野」および「活断層」に関する判読技術を習得していただくことを主眼としています。
午前中の『応用地形判読(基礎編)』では、地形判読の基本とともに、地形の変形点を抽出し活断層を読み取る技術を中心に講義を行います。午後の『応用地形判読(応用編)』では令和7年の応用地形判読士資格検定試験で出題された地形図及び空中写真を題材に、受講者に実際に地形を読んでいただきながら、地形判読のポイントを解説し、答え合わせを行います。
本講習会は、日常のOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)だけでは補いきれない、応用地形判読の深い学びの場を提供するために企画されました。この機会にぜひ地形判読の基礎をマスターし、実際の業務に役立てていただくことを期待しています。
【講習会開催概要】
募集内容
募集期間:令和8年3月13日 ~ 5月15日
募集方法:全地連HP受付(本EVENTページでの受付)
基礎講習会の内容
[開 催 日]
令和8年5月22日(金)KFC Hall Anex(東京都墨田区横網1-6-1)
令和8年5月26日(火)天満研修センター(大阪府大阪市北区錦町2-21)
[プログラム]
(東京会場、大阪会場共通)
1.9:00~12:00(3.0h)『応用地形判読(基礎編)』;途中15分間の休憩
<<昼休み12:00-13:00>>
2.13:00~16:30(3.5h)『応用地形判読(応用編:令和7年実技試験課題の地形を読む)』 ;途中15分間の休憩
[講 師]
1.八木浩司 (山形大学名誉教授)
2.吉永秀一郎(元森林研究・整備機構 森林総合研究所)
[参加費]
33,000円(税込み)/1名あたり
[受講証明書]
CPD 6.5ポイント
[ 後 援 ]
一般社団法人 日本応用地質学会(予定)
公益社団法人 日本地すべり学会(予定)
[参考図書]
斜面防災危険度評価ガイドブック:日本地すべり学会 斜面防災危険度評価ガイドブック 編集委員会(編)/八木 浩司・林 一成(編集代表)
※講習会資料には、国土地理院発行の地形図と空中写真及び、「斜面防災危険度評価ガイドブック」を使用しています。
[受講者が当日用意するもの]
・実体視鏡
肉眼実体視ができる方は不要ですが、拡大した方が詳細を判読できること、また写真を
重ねて実体視しなくても良いことから、大型の拡大鏡の付いた実体視鏡をお勧めします。
・色鉛筆
最低でも12色は必要です。
・油性色鉛筆(赤)
判読に際し、空中写真に直接書き込めるものの品名は、以下をご参考ください。
いずれも伊東屋やHANDS等で購入可能(ネットでも購入できます)
三菱鉛筆 油性ダーマトグラフ
ステッドラー 146油性色鉛筆
スタビロ オールカラードペンシル8040
カランダッシュ PABLO など
・ボールペン(赤)