赤本

全国標準積算資料(土質調査・地質調査)に関するQ & A

第V編 土壌・地下水汚染調査

(補正係数の考え方)
特に小規模(または大規模)な探査や計測の業務について積算をする予定です。歩掛補正表を用いて積算する際、この補正表を見ますと、計画数量に該当する数量区分が設けられていません。
このような場合、補正係数はどのように設定すればよいでしょうか。

2015年12月24日更新

歩掛補正表で設けた数量区分は、調査に必要な最低限のコストをベースとし、数量増加による能率向上補正(単価低減)を考慮した考え方で設定しております。

仮に、計画する調査の数量が極端に少なく、歩掛補正表の数量区分で示した最小区分よりも少ない数量となる場合は、最小区分の補正係数kを用いて積算してください(補正係数式を用いて計画数量でもって、補正係数を算出しない)。

反対に調査の規模が大きく、歩掛補正表の数量区分で示した最大区分よりも多い数量となる場合は、補正係数式を用いて積算補正kを算出の上、積算してください。

フェイズⅠ調査の歩掛は3,000㎡を標準としていますが、面積の補正係数はないのでしょうか。

2013年09月08日更新

補正係数は用意しておりません。
土壌地下水汚染調査の場合、現地の条件(地歴、構造物、関係法令等)が様々であり、これらの条件を踏まえ一つの補正係数を設定しますと、不適切な積算を招く恐れがあります。
積算の際は、標準歩掛表を一つの目安とし、現地条件に応じて適宜積算して下さい。