地質調査技士
〜地質調査技士資格検定試験〜
(現場調査部門、現場技術・管理部門)

試験コース統合に関するご案内(受験者への大切なお知らせ)

地質調査技士資格検定試験は、平成27年度より試験コースを統合して試験を実施いたします。この統合に伴い、現場調査部門および現場技術・管理部門は、出題構成等が一部変更となります。

これらの部門を受験する予定の方は、以下に示す変更内容に関する案内をご確認の上、試験当日に向けて準備を進めていただきますようご案内申し上げます。

1.試験コース統合の対象

平成27年度検定試験より、以下2つの部門を対象に試験コースの統合を実施

①現場調査部門
 ⇒「土質コース」・「岩盤コース」の2コースを1つに統合
②現場技術・管理部門
 ⇒「地質調査コース」・「土質試験コース」・「物理探査コース」の3コースを1つに統合

※土壌・地下水汚染部門は試験コースがないため、変更はありません。

2.試験コース統合に伴う受験資格の変更

受験資格の変更は、ありません。

3.試験コース統合に伴う出題構成や出題ジャンル等の変更

①現場調査部門

主な変更点は次の通りです。

・マークシート問題 出題数(解答数)の変更 従来 70問 ⇒ 変更後 80問

・マークシート問題 選択問題の導入 ⇒ 必須問題 約60問 + 選択問題 約20問 合計80問 ※選択問題:A群(土質分野 約20問)、B群(岩盤分野 約20問)のいずれか一方を任意選択し解答

・マークシート問題 出題範囲の一部拡大 ⇒ 出題ジャンル「社会一般、建設行政等」、「入札・契約制度、仕様書等」を追加 ※2つの出題ジャンルは、他の受験部門で従来より設けているジャンル ⇒ 試験コース統合により、出題範囲は従来の土質コース・岩盤コースの両コースが対象 ※過去、両コースでは、試験問題数の約6割を共通問題として出題

※出題ジャンル表はこちら

※記述式問題は、従来通り出題します。

※口頭試験は、従来通り実施します。なお、口頭試験の試問内容は、従来、試験コースに応じた試問内容を用意していたことから、今回、これと同様に対応するため、受験願書には受験者が日ごろ従事している現場の対象地盤(「土質」・「岩盤」のいずれか一方)を選択記入して頂き、それを試問内容に反映します。

※マークシートの選択問題(A群:土質分野、B群:岩盤分野)の選択については、受験願書で選択記入する対象地盤(「土質」・「岩盤」)のいずれかに関わらず、任意で選択解答する事が出来ます。なお、選択問題のA群、B群の両方に解答(マークシートのマーク)があった場合、選択問題の解答はすべて無効とします。

②現場技術・管理部門

主な変更点は次の通りです。

・マークシート問題 出題数(解答数)の変更 従来 80問 ⇒ 変更後 100問

・マークシート問題 出題範囲の一部拡大 ⇒ 試験コース統合により、出題範囲は従来の地質調査コース・土質試験コース・物理探査コースのすべてが対象 ※過去、3つのコースでは、試験問題数の約6割を共通問題として出題

・記述式問題の一部廃止 ⇒ 「午前の部」で出題してきた簡易の記述式問題は、出題を廃止

※出題ジャンル表はこちら

※「午後の部」で出題してきた記述式問題は、従来通り出題します。

③土壌・地下水汚染部門

特に変更はございません。

※出題ジャンル表はこちら

※ご参考:試験コース統合の経緯

地質調査業をとり巻く環境は、ここ数年で大きく変化しました。大規模な地震災害や豪雨災害、インフラの維持管理問題などが発生し、国民の関心やニーズは大きく変化しました。また、国では、減災や維持管理などの事業の在り方を見直すと同時に、関係する技術者の確保・育成にも着目し、平成26年施行の改正品確法では資格制度の積極的な活用を条文に盛り込むなど、様々な政策の策定や各種規程の見直しが進められてきました。

このような状況の中、発注機関からは地質調査業への期待の声と同時に、資格制度の運営や技術開発など具体的な内容に関する要望やご意見も数多く寄せられるようになりました。

資格制度に関しては、資格活用を観点とした資格制度の明瞭化をはじめ、防災分野や維持管理分野など活動範囲を拡大する地質技術者の幅広い知識の保有を求める声などが寄せられています。

全地連では、このような状況に鑑み、地質調査技士の一層の信頼性向上と発注機関のニーズへの対応を図るにあたり、この度、試験コースを統合し出題内容を一部見直すことといたしました。