○全国標準積算資料(土質調査・地質調査)に関するQ & A
○全国標準積算資料(土質調査・地質調査)改訂歩掛版 正誤表


2013年4月10日更新
全国標準積算資料(土質調査・地質調査)に関するQ & A

[全般]
[第III編 調査ボーリング]
[第IV編 探査・計測・試験]
[第V編 土壌・地下水汚染調査]


Q & A

[全般]

Q.(全国標準積算資料の最新版)
全国標準積算資料(土質調査・地質調査)の最新版は何年度版ですか?
A. 最新版は、平成23年度改訂歩掛版です。
 次回の改定は、平成25年度(9月頃)を予定しております。
 なお、全国標準積算資料(グラウト工事・大口径工事・アンカー工事・集水井工事)につきましては、平成14年度版が最終の発行となります。以下のホームページには、本資料を掲載しておりますのでご参考にして下さい。
 → 「全地連E-Learningセンター」  http://www.geocenter.jp/
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[第III編 調査ボーリング]

Q.(モノレールの架設・撤去、運搬)
歩掛表「モノレール架設・撤去」の設置距離とは、どのように算出した距離を指しますか?
また、歩掛表「モノレール運搬」は、往復分の運搬の歩掛りですか?
(III−8頁、III−12頁参照)
A. 歩掛表「モノレール架設・撤去」の設置距離とは、実設置長を指します。
 モノレールの架設は、現地の地形や伐採など現地の条件に応じて曲線状に架設されるのが一般的です。調査計画の際は、現地の条件を考慮の上、実設置長に相当する数量を算出してください。なお、運搬の起点と終点とを直線で結んだ距離は、実設置長との差が大きく異なる場合がありますので注意が必要です。
 歩掛表「モノレール運搬」は、往復分の数量として整理しています。
 なお、現場によっては、円を描くようにモノレールを設置し、搬入時に使用したモノレールは使用せず撤去するケースもありえます。このような場合は、適宜積算方法を見直してください。
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Q.(機械ボーリング掘削費の深度割増補正)
 掘削費の深度割増補正は、どのようにして行うのですか?(III−29頁参照)
A. 掘削長が深度割増補正の適用対象となる深さ以上に達した場合、掘削長の全て(全深度)を対象に同じ補正率で掘削費を補正してください。
(計算例)
 仮に、掘削長が80m、補正率が25%の場合、掘削長80mに対して25%増の補正を行います。

 
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Q.(機械ボーリング掘削費の深度割増補正)
 深度割増補正が設定されていない長尺の掘削の場合、どのようにして積算を行うのですか?(III−29頁参照)
A. このようなケースの場合は、状況に応じて適宜積算を行って下さい。
 なお、機械ボーリングは、深度が増すにつれて作業効率が低下し、また、機械や足場の変更、十分な孔壁崩壊対策などが必要となってきますので、その点を考慮し積算を行って下さい。
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[第IV編 探査・計測・試験]

Q.(物理探査・物理検層の歩掛補正)
 物理探査や物理検層の歩掛表について、この積算方法(補正方法)を教えて下さい。
A. はじめに、物理探査や物理検層の標準歩掛表は、個々の測線やボーリング孔で実施した観測1回分の歩掛りを示しています。また、探査等の種類別では、標準とする測線長あるいは測定深度(例:1km当たり)を定め、その長さに応じた歩掛りを示しています。
〔補正方法〕
 補正方法は、標準歩掛表の各項目数量を補正して積算するケースと、標準歩掛表で積算した金額を補正するケースの2通りがありますが、積算額はどちらの方法でも同じです。事情に合わせて選んでください。
 積算例として、仮に、測線長100m当りの標準歩掛表で積算した金額が100万円(1万円/m相当)とし、また、測線長200mの時の補正係数を1.6とした場合、測線長200mの積算額は100万円×1.6=160万円(0.8万円/m相当)となります。
〔複数の測線・箇所で実施する場合の補正〕
 積算の基本的な考え方は、各測線・各箇所毎に積算を行うものとし、複数ある場合はその積み上げとしています。
 ただし、観測・解析条件によっては効率が向上しますので、このようなケースでは適宜歩掛りの補正を行って下さい。なお、全国標準積算資料のW-12頁には、弾性波探査における複数測線の場合の補正方法の考え方を示していますので参考にして下さい。
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Q.(物理探査・物理検層の歩掛補正)
 歩掛の補正表には、測線長や測定箇所数の区分として、例えば、100点以上や10km以上と記されています。
 この“以上”とは、仮に計画数量が20kmの場合においても、積算上は10km以上の区分に記された補正係数を適用するものなのでしょうか。
A. このようなケースの場合は、補正係数式を用いて20kmに相当する補正係数を求めてください。
 なお、補正係数の表に用意した測線長や測定箇所数などの区分は、補正係数の早見表として用意しています。積算の際は、実際の測線長や測定箇所数などを基に、補正係数式を用いて補正係数を求めてください。
※“以上”の表現については、誤解を招くことがあるため、次回の改訂で見直しを行う予定です。
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[第V編 土壌・地下水汚染調査]

Q.第3章のフェイズT調査は、3,000uを標準とした標準積算内訳表が用意されていますが、これとは異なる面積の積算を行う場合の歩掛り補正係数はあるのでしょうか?
A. こちらは補正係数をご用意しておりません。
 土壌地下水汚染調査の場合、現地の条件(地歴、構造物、関係法令等)が様々であり、これらの条件を踏まえ一つの補正係数を設定しますと、不適切な積算となる恐れがあります。
 積算の際は、標準歩掛表を一つの目安とし、現地条件に応じて適宜積算して下さい。
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全国標準積算資料(土質調査・地質調査)改訂歩掛版 正誤表

○ W−51頁1-6 1m深地温探査
1-6-1 標準積算内訳表  注意書きの注2
     補正係数式の表示誤り
誤)(補正係数式) K=0.55+0.045P
正)K=0.55+0.0045P
○ X−23頁第X編 第3章 フェイズT調査
 標準積算内訳表の表示誤り
誤)(規格欄)現地踏査
(摘要欄)※掲載ページ  X-22、X−23
正)現地調査
X-23、X−24
○ Z−8頁5-1 ボーリング孔閉塞費
 歩掛表 摘要欄の表示誤り(材料費・モルタルの摘要欄)
誤)X−11号表
正)Z−11号表